【第1回】コロナ後の世界



今春スタートアップした美園ファーマーズ倶楽部(MFC)で、チーフ・ソーシャルデザイン・オフィサーとしてソーシャルデザインを担当しています。
今週は全3回で、MFCが目指す社会と変わり行くであろう世界について、改めて考えていこうと思っています。

これから世界は変わる

構想が具体化した1年前には全く想像できなかった脅威が世界を覆い尽くし、あらゆる人々が耐乏生活を強いられ、見えない自然界からの畏れと戦っている。今まで、すべての困難を克服してきた人類の英知を信じて、コロナ終息後の予測が溢れてはいますが、そもそも時期の特定自体が現段階では殆ど不可能です。なので、唯一言えるのは「世界は変わる(元には戻れない)」ということではないでしょうか。

激変する世界で資本主義はどうなる?

では変わり行くであろう世界に向かって、どうしたら良いのか? コロナの効果(と言って良いか分かりませんが)によって会社勤務や教育現場、飲み会すらもが劇的にオンラインに移行し、それを絶妙のタイミングで5G通信が加速させ、新しいユーザーテクノロジーに違和感を持つ人達も呑み込んでいく。人間関係は、密を避けるコミュニケーションスタイルが状態化し、根強かったローカルの文化さえも変わるかも知れない。そして、経済体制崩壊を防ぐための本当に異次元の世界各国の公的施策により、資本主義の根本的な自由だった枠組みも変わざるを得ない状況になってきています。

次回は「食料危機と農業」をテーマにお話しします。


MFCの他の取り組み