【第2回】農業マインドフルネスでストレスフリーに


四季の変化を意識する

私は現在東京で暮らしていますが、都会では夏は祭り、冬はクリスマスムードなど、町の装いで四季を感じます。ですが、自然や農が身近な実家では自然の変化によって四季を明確に感じていました。ししとうの実りやカエルの合唱で夏を感じ、落ち葉の布団で秋を感じて、畑の霜柱を踏む音で冬を感じるのです。こうした日常の日々の小さな変化にもマインドフルネスを感じることができます。

農業はストレスホルモンを下げる

また、農や自然とのふれあいによってコルチゾールという「ストレスホルモン」を軽減することができると言われています。コルチゾールそのものはアドレナリン等をつくる機能があるため、日常的な活動に必要なものです。しかし、ストレスフルな環境下で過ごしていると、コルチゾールの抑制作用がうまく働かなくなり、イライラや不眠といった原因となってしまうのです。ですが!生活の中に自然と触れ合う時間を取り入れることで、このコルチゾール値を下げることができると言われています。

農と自然とマインドフルネス

さらに「農×自然×マインドフルネス」をMIXすることで、よりストレスフリーな生活を目指すことができると考えています。農業は自然と一体となって行うものです。四季の移り変わりを空気や肌で感じ、青々とした野菜の芽や苗にかかるキラキラした朝露をぼーっと眺めたり、耕したてのふかふかの畑の土を踏んでみたり・・・自分の目の前にある自然に意識を向け、没入することでマインドフルな状態を作り出すことで、ストレスホルモンを下げてみませんか?
Let’s デュアルライフ!

次回は「農業マインドフルネスとメンタルヘルス」についてお話しします。

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