【第3回】農業マインドフルネスとメンタルヘルス


マインドフルネスでうつ予防?

マインドフルネスが現代社会において注目され始めたのはマインドフルネスがメンタルヘルスケアに有用であることが分かってきたからです。実際にうつ予防や治療として、マインドフルネス瞑想の効果は評価されており、日本でも2010年より認知療法として健康保険の適応に含まれています。
そして、実は農業もメンタルヘルスケアに有用であると「農林水産省」が提言しています。農林水産省が公表している平成24年度 食料・農業・農村白書(平成25年6月11日公表)の農業と教育・福祉・観光等との連携という項目では、メンタルヘルスからみた農業や農村の有用性について以下のように書かれています。

「農山漁村における安らぎや癒やしの提供、農作業等の体験を通じた精神の安定や健康の維持・増進等、農山漁村・農林水産業の有する機能に対する期待が高まっています*」

農業はココロとカラダを健康にする

つまり、国家としても農作業での野菜の栽培や土いじりによる癒し効果や、農作業を行うことにより心身共に健康を維持・増進できるという点に着目しているのです!さて、ここまで読むと、農作業に没頭することによる「今、この瞬間に集中する」というマインドフルネスの実践が体の健康だけでなく、心の健康にとって素晴らしい効果があるとお分かり頂けたかと思います。ぜひ、暮らしの中にちょっとした「農」を取り入れて、自然や季節を感じながら、日常から解放されてみませんか?

それでは、ちょこっと農業体験でお待ちしていまーす!


注釈

*出典:(2)農業と教育・福祉・観光等との連携 (農林水産省)

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