【第2回】五感に集中する


アーシングという言葉を知っていますか?

直接大地とつながることですが、最近は健康法としても注目されているようです。体内の静電気を整える効果があるようです。人間は細胞の塊ですので、それぞれの細胞が電子信号でつながっています。古代から人間は、裸足で生活して自然と大地とつながってきました。私たちの体そのものが大地とつながって整えられる構造になっていますし、自然に触れる心地よさが埋め込まれています。雨上がりには土の香りがつよく感じます。実は雨が近づくと匂いが強くなるようです。土の中には、わずか1グラムの中に1億もの微生物が暮らしているといわれています。湿り気が増すとこれら微生物の活動が盛んになって匂いがするらしいです。雨が降る前触れとして嗅覚が教えてくれるとも言えます。

五感を使って自然を感じる

このように私たちがもっている五感は、遺伝子に組み込まれてきた大切な遺産でもあります。鳥の声によって安らぎや季節を感じること。鮮やかな黄色の花にウキウキすること・・・などなど、五感を研ぎ澄ませて自然を感じてみましょう。私たちの体に備わっている力を活用した身近なリフレッシュです。そして大地の恵みを口にすると、舌の上でさまざまな味覚が拡がります。なんとも贅沢な楽しみです。

次回は私が指導を行っている「ちょこっと農業体験」についてお話します。

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