【第3回】ちょこっと体験を終えてみて


多種多様な参加者たち

先日美園ファーマーズ倶楽部(MFC)にてちょこっと体験が始まりました。あたらしく土に触れる人たちの反応をみているとほほえましくなります。ある青年は、種を一粒一粒真剣に土の上に置いていきます。慎重に、ゆっくりと、丁寧に。そして、ある紳士は集中して種まき作業に没頭しています。一通りの作業が終わると充実感を一気に話しだしました。心が充たされていく感じがするようです。

それぞれの感想

土を掘り起こす作業では、いい汗をかいた!軽い筋肉痛が心地よい!と言ったデスクワーカーがいました。こんなに体を動かしたのは何年ぶりだろうと大げさなことを言っていました。そしてあるご婦人は、夢中になって収穫に没頭していました。ちょっと若採りし過ぎかなとも思いましたが、子供が自分の取り分をかき集めるみたいで微笑ましかったです。またまたある若いカップルは、ペアルックのいで立ちで畑に登場しました。ファッションの選択でお店回りをした時からちょこっと体験が始まっているみたいですね。

マイペースが、楽しい

体験そのものは言われたことを単純に作業しているようなものですが、ひとそれぞれにいろいろな背景があり、思考が働いているのでしょうね。主催者としては、作業の意味や理由を踏まえて紹介をするようにしています。そして同じ話を何回も繰り返えすようにしています。作物との付き合いは季節の巡りと一緒で1年に1度だけしか経験できません。1年後にしか経験を活かすことができないのです。私も毎年、同じような講習でも聞くようにしていますが、ようやく合点がいったり、あらたな視点が習得できたりしています。前回も聞いていたのでしょうに。
なので、ちょこっと農業体験を終えてみると、自分も数年前まではこんな風だったなと新鮮な気持ちがよみがえってくるのでした。

美園ファーマーズ倶楽部では農業初心者も大歓迎です。ぜひ自然を感じながら一緒に農作業をしてみませんか?

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