2021年4月29日(木)
参加者体験談(咲ママ)
こんにちは!美園ファーマーズ倶楽部の紅緒です♪
MFCでは年間を通じて体験農業を開催していますが、参加者の声として体験農業の感想を頂いたので、ちょっとずつ記事にしていきたいと思います!今回は畝作り〜苗植え作業の体験談です。
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本日は、子どもを連れての参加です。
畑の一帯には草がかなり茂っています。春の雨とお天気で、作物も雑草もぐんぐん育っています。子どもは家の中で縮こまっていたので、まだおとなしくしてます。
今回は、畑づくりと種蒔きです。まずはシャベルで土を掘り起こす(耕起)、その土をほぐす(砕土)、次に平らにならす(整地)、最後に畝を作る(畝立て)。
砕土~畝立ては、鍬を使います。鍬というと「振りかぶって振り下ろす」という印象がありましたが、モリモリ先生によると、まったく違うのです。
正面に振りかぶって振り下ろすと、上半身だけを使うので疲れるし、腰を痛めてしまいがち。片手で柄の端を固定し、もう一方の手で鍬を持ち上げるだけ。あとは、鍬の自重で地面に落とす。持ち上げるだけの軽い力で耕せます。前屈みでガシガシ振らなくていいのです。動き方も、畝と平行に立って、鍬を右から左へ動かします。起こした土に鍬を通すような感じです。
同じように、シャベルの練習。足でシャベルを踏み込み体重をかけて土に突き刺したら、テコの要領でちょっと傾ける。そこで本当は、シャベルの土をおこすのだけど、かなり重いので、傾けたシャベルを後ろから足で蹴る。土がはね上がる。ラクです。これなら女の人も子どももそれぞれのペースで作業できます。
子どもも全身を使ってシャベルにチャレンジ。モリモリ先生は「長く続けられることが大事」と言います。「疲れないやり方で道具本来の使い方をマスターすると、ラクに長く動けます。」なるほどです。
機械だったら、色々な機能が付いている方が便利です。家電もスマホも、一台でできることが増えて複雑になっています。でも、道具はシンプル。道具本来の仕事をさせるように、人が道具を使う。そのシンプルさが気持ちいい。そして、がんばって疲れちゃうより、楽しんでいる間に作業を終わらせる。子連れだと、これが本当に大事です。
畝ができたら、黒マルチ張り。黒いシートを畝に被せることで、雨や風から作物の種を守り、害虫をよけます。マルチをピンと張ると、表面が光ります。そのキラッと光る白さで、虫が近づかなくなるそうです。
マルチの上から穴を開けて、カボチャとスイカの苗を植えました。水にひたした苗を、バシャバシャになるくらい水を注いだ穴にそっと入れます。土をなじませてできあがり。そのあと枝豆とオクラの種を蒔き、作業終了です。
帰りがけ、大きくなったらまた見たい、と言ってくれました。連れて来てよかった。家から出にくい今だからこそ、広い空の下、解放感いっぱいの一日でした。