2021年5月16日(日)
園芸作業の便利グッズ
こんにちは、モリモリです。今日は農作業に使える便利グッズについてのお話です。この記事を読めば身の回りにある様々なものが農作業で役立つことがわかります。身の回りの物を有効活用して農作業を楽しみましょう。
〇農作業に使える身の回りの便利グッズ
私は物持ちが良い方で、ついつい使いまわしをしてしまい、ものは最後まで使い切るということが習慣になっています。そんな観点から、畑で使える日常品をいくつか挙げてみましょう。
〇畑で使える家庭内の不用品
・ビニール袋
収穫した野菜を入れるのに、ビニール袋は便利です。以前はコンビニ袋がたくさん溜まったので活用できましたが、有料化以来コンビニ袋はなかなか手に入らなくなってきました。100円ショップで買ったポリ袋の他に、食パンの袋や焼きたてパンをひとつづつ包む袋などは再利用するのがお勧めです。
収穫した野菜をごっそりと、まとめて包む光景をよく見かけます。私は不要の葉は畑で落とし土も払って、種類ごとに小袋に包んで持ち帰ります。畑のものは畑に還元するのが基本です。持ち帰ったものは種類ごとにわかれていると保存・利用するときの管理が楽だからです。
・新聞紙
同様に新聞紙も野菜を包むのに活躍します。程よく湿気・鮮度を保ちながら持ち帰れます。新聞紙は、他にも敷物や、刃物を包む等々何にでも活用できる便利グッズです。
・バンド
針金をビニールで覆ってあるバンドも重宝です。袋をまとめて縛っておいたりするほかに、誘引の際にも活用します。
・割りばし
割りばしは、キャベツなどの間に入り込んだ芋虫類をチェックしてつまみ出すときや、ナメクジをつまむときに大活躍します。時には支柱代わりになったりもします。
・アイスの棒
タネを植えた後の名札代わりに利用しています。植えた日と収穫目安の日付なども書くようにしておくと成長の記録にもなりスケジュール管理にも役立ちます。
・クリーニングの包装ビニール
大きな袋になるので、ダイコンや長ネギなど大きいものを包むのに重宝します。熱で留めてあるだけなので、片方を縛って袋状にして使います。場合によってはごみ袋代わりにもなりますし。冬場は、保温用に苗床をくるんで簡易温室を作ることもあります。
〇ペットボトル
ペットボトルも様々な活用が思いつきます。
・キャップ
キャップは、タネを小分けして種まきするときの受け皿代わりです。色をいくつか揃えておけば、似たようなタネでも品種ごとにごちゃ混ぜにならずに準備できます。
・マルチカッターとして
ペットボトルを半分に切り、切り口をギザギザに切れ込みを入れておくとマルチカッターとして使えます。最近のペットボトルは軽量化・省資源化の流れで薄くなってきているので、炭酸を入れてあった丈夫なペットボトルを選定するのがコツです。
・保温器として
トウモロコシや枝豆を種まきしたあとに不織布等をかけるなどして保温と鳥よけが必要ですが、この代用としてペットボトルが応用できます。播種した箇所の上に、半分にカットしたペットボトルをかぶせるだけで温室となり鳥にタネを掘り起こされるのも防ぐことができるのです。
・ネキリムシ対策
キャベツなどの種まき後に、ペットボトルの口の部分に切れ込みを入れて苗を包むように地面にさしておくと、ネキリムシやヨトウムシの被害に遭いにくいです。昨シーズンは全てこの方法で乗り切りました。しかし、切れ込みを入れるのと茎が太くなってくるころの撤収にやや労力を費やすことが難点ではあります。
〇100円ショップで発見
・霧吹き
播種後に軽く土を湿らせたり、葉を湿らせたり汚れを洗い流すのに使えます。最も効果的だと思ったのは、アブラムシを吹き飛ばすことができることです。アブラムシは油せっけんで窒息させ退治し洗い流すこともできるので、この際にも霧吹きは活躍します。
・じょうろ
大きなジョーロで水をふんだんにかけるまでもない小さなタネの播種後には、ペットボトルの口に付けるじょうろ口は持ち運びが楽なので使い勝手が良いです。できるだけ穴の数が多く、しずくがポタ落ちしないものを見つけましょう。
〇自分の体はとことん使え
モノではありませんが、畑で効率的に作業する上で手足は測量に役立ちます。一度自分の手足の長さを測って覚えておくことで、農作業の際にいちいちメジャーなどを使わなくても大まかな距離感が掴めて畑仕事が非常にスムーズになるでしょう。
・手の長さ
私の場合は手のひらを拡げて親指から小指までが20㎝、グーにして親指を立てると15㎝、握りこぶしが10㎝、したがって親指の長さが5㎝となります。これだけあればほとんどの長さを計測することができます。両手を拡げると凡そ自分の身長です。
・足幅
私の歩幅は3歩で約2メートル。皆さんも凡その長さを把握しておくと便利ですよ。
・足のサイズ
イモを一列に植え付けるときなど、つま先の先に種芋を置いて歩いていくと30㎝~35㎝間隔で植え付けができます。置く位置を調整すれば株間を広くとることも可能です。その後に窪みに置き肥を施して土をかぶせれば植え付け完了です。畑を往復すれば作業がおわっているということになります。
マニュアル通りにきっちり道具を揃えて農作業をやるのももちろん楽しいでしょうが、このように自分の体や身近な物をリユースして農作業に活用するのも、玄人になった気持ちを味わえるでしょう。無駄な道具は買わず、使わず身近な物を再利用してミニマムに行う農業もサステナブルで面白いかもしれません。
まだまだ工夫をすれば使えるものが出てきますが、今回はこの辺にしておきましょう。皆さんも自慢の便利グッズがあったらぜひ教えてください。
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