2022年7月31日(日)
イオンチアーズクラブとのコラボイベントを開催しました!
こんにちは!
美園ファーマーズ倶楽部のフーミンです。
昨年に引き続き、今年もイオンチアーズクラブのみなさまをお招きしてチアーズクラブの皆さんに農業体験をして頂きました!
イオンチアーズクラブとは?
昨年は種まきや苗植えから体験いただきましたが、今年は収穫体験のみとなりました♪収穫したのは夏野菜です!
・長ナス
・白ナス
・ピーマン
・ししとう
・ゴーヤ
・空芯菜
を収穫して頂きました。
まずは収穫体験の前に、今年のチアーズクラブのテーマが「廃プラスチック削減」ということで私たち美園ファーマーズ倶楽部ではどのような形で廃プラスチックの取り組みをしているのかを農業ドーム内でお話させて頂きました。
設置した農業ドームは遮熱かつ声が響くので、夏場でもこうした講義や話をするスペースとしてもぴったりです。農業×アカデミックな取り組みにも応用できそうです!
では農業における廃プラスチックとは何なのでしょうか?農業用廃プラスチックは主に次のようならものがあげられます。
・マルチシート
・苗用ポッド
・ビニールハウス等の被覆資材 など・・・
これらの中でもMFCでよく使用しているのはマルチシートです。マルチシートとは黒いビニールシートのことで、畝に被せることで雑草を予防したり地温を安定させて野菜が育ちやすくするために用いられています。
ではなぜ農業用廃プラスチックの処理が大事なのでしょうか?それはプラスチックが土に還らないからです。例えばマルチシートを使用したあとそのまま畑に残置してしまった場合風雨や日照で小さくなって目に見えないくらいにはなるかもしれません。でも土には還らないので、マイクロプラスチックとしてそのまま土の中に残ります。
マイクロプラスチックは植物にも入り込みます。植物の主根から側根へと枝分かれしている所が根で最も弱い部分で、変形しやすい物質であるマイクロプラスチック粒子はその部分を通り抜け、木部道管を通って茎や葉の組織へと流れていくのです。
植物の中に入ったマイクロプラスチックはもはや取り除くことは不可能と言えます。現代人は知らず知らずのうちに野菜を食べてマイクロプラスチックを体内に取り込んでしまっている可能性もあるのです。
そうした状況を踏まえて、MFCでは必要最低限以上のマルチシートを使わないようにしたり、抜いた雑草を畝に敷いてマルチ代わりにしたり、使用後は必ず適切な廃棄処理をするような使い方をしています。また最近では土に還る素材で出来たマルチシートも流通しています。
さて、そんなお話をチアーズクラブの皆さんした後、メインの収穫体験をして頂きました!今回は夏野菜の収穫ということで沢山収穫してもらいました。
どの野菜もスーパーで並んでいるものよりも新鮮でその違いは子ども等にも伝わっているようでした♪
夏野菜といえばゴーヤ!
今年から収穫野菜のラインナップに加わりましたがツタの中を宝探しのようにゴーヤを探すのが楽しいです。大きなのを見つけた時の喜びはなおさら!
天気にも恵まれ最高の収穫日和でした。
実は昨年はコロナ大流行の時期と収穫時期が被ってしまったため、子供たちは収穫に参加せず、大人たちだけで収穫を行なったのですが今年は子供たちが中心になって収穫を楽しんで頂けて何よりでした。
チアーズクラブのみなさま、またのお越しをお待ちしております!