【クリスマス特集】聖夜を彩る「ローズマリー」の魅力!栽培から絶品ローストチキンまで徹底解説

2025年12月18日(木)

【クリスマス特集】聖夜を彩る「ローズマリー」の魅力!栽培から絶品ローストチキンまで徹底解説



こんにちは!美園ファーマーズ倶楽部(MFC)です。 私たちは「つながりが生むポジティブ・アグリ・ライフ」をテーマに、さいたま市浦和美園で農ある暮らしを提案しています。   

現在、MFCの公式Xアカウントでは、クリスマスプレゼントキャンペーンを実施中なのはご存知ですか? 今回はそのキャンペーンに合わせて、クリスマスの名脇役であり、冬の暮らしを豊かにしてくれるハーブ「ローズマリー」について特集します!

https://x.com/MFC_RandA/status/2000869494491885791?s=20

「お肉に添えられている飾りでしょ?」なんて思っていたらもったいない! 実は、栽培も簡単で、料理を科学的に美味しくし、お掃除や美容にも使える万能選手なんです。今回はMFC流の無農薬栽培のコツから、失敗しないローストチキンのレシピまで、たっぷりとご紹介します。


1. なぜクリスマスにローズマリーなの?

実は「聖母マリアのバラ」なんです

ローズマリーは地中海生まれのハーブで、学名は「海のしずく」という意味を持っています。でも、クリスマスの植物とされるのには、ある素敵な伝説があるんです。   

その昔、聖母マリアが幼いイエスを連れて逃げている途中、白い花が咲く木に青いマントをかけて休憩しました。すると不思議なことに、その花がマリア様のマントと同じ「青色」に変わったそうです。それ以来、この木は「マリアのバラ(Rose of Mary)=ローズマリー」と呼ばれるようになったと言われています。   

「変わらぬ記憶」のシンボル

ローズマリーは冬でも緑を絶やさない常緑樹です。そのため、古くから「永遠」や「記憶」の象徴とされてきました。一年の終わりに、大切な思い出を振り返り、来年の健康を願うクリスマスにぴったりのハーブなんですよ。   


2. おうちで育てよう!MFC流・栽培のコツ

「ハーブって育てるのが難しそう…」と思っていませんか? 実はローズマリーはとっても強くて丈夫! ベランダやプランターでも十分に育てられます。MFCがおすすめする「無農薬栽培」のポイントをお教えしますね。 

  

① 種類を選ぼう:お料理向き? それとも観賞用?

ローズマリーには、育ち方によって大きく3つのタイプがあります。   

② 土づくり:とにかく「水はけ」が命!

ローズマリーが一番嫌いなのは、土がジメジメすること(過湿)です。 日本の土は湿り気が多いので、市販の「ハーブ用培養土」を使うか、自分で混ぜるなら「赤玉土6:腐葉土3:軽石1」くらいの割合で、水がサーッと抜ける土を作ってあげましょう。   

③ 水やり:愛があればこそ「放置」!?

ここが一番のポイントです! 水やりは「土の表面が乾いたら」ではなく、「土の中までカラカラに乾いてから」たっぷりとあげてください。 地植えの場合は、雨が降るのに任せてしまってOKです。乾燥気味に育てるほうが、香りが強くなりますよ。   

④ 剪定(せんてい):梅雨前にスッキリと

日本の蒸し暑い夏を乗り切るために、5月〜6月頃に枝を透かすようにカットしてあげましょう。 注意点は、「緑色の葉が残っている部分で切る」こと。茶色く木みたいになった部分(木質化した部分)まで切ってしまうと、新しい芽が出てこないので気をつけてくださいね。  

 


3. 科学で美味しく!究極のローストチキン&ポテト

せっかく育てたローズマリー、クリスマスディナーで主役にしましょう! ここでは「なんとなく」ではなく、「科学的な理由」に基づいた、失敗知らずのレシピをご紹介します。

ローズマリーがお肉を美味しくする理由

ローズマリーの香りは、お肉(特に鶏肉)の臭みを消してくれるだけでなく、「抗酸化作用」といって、お肉の脂が酸化して嫌なニオイが出るのを防いでくれるんです。だから、焼き上がりがいつまでも新鮮で美味しいんですよ。  

 

皮がパリッパリ!魔法のローストチキン

「お店みたいに皮をパリパリにしたい!」 その秘訣は「乾燥」「2段階焼き」です。

  1. 徹底的に乾かす: 前日のうちに鶏肉に塩をすり込み、ラップをせずに冷蔵庫に入れておきます。こうすると皮の水分が飛んで、パリッと焼けるようになります。   

  2. 詰め物はほどほどに: お腹にニンニクとローズマリーを詰めますが、パンパンに詰めすぎると火が通りにくくなるので、7〜8割くらいにしましょう。   

  3. 低温でじっくり: 最初は110℃〜120℃の低い温度で60分以上焼きます。いきなり高温で焼くと、中が生焼けだったり、パサパサになったりします。 

      
  4. 最後に高温で!: 中まで火が通ったら、最後に230℃〜250℃の高温で一気に焼き色をつけます。これで皮が黄金色のパリパリに仕上がります!   



付け合わせは「男爵いも」でカリカリに!

ローストチキンの横に添えるポテト(ローストポテト)。これには**「男爵(だんしゃく)」「キタアカリ」**などのホクホク系のジャガイモを使いましょう。   

裏ワザ「ラフ・アップ」: 下茹でしたジャガイモのお湯を捨て、鍋の中で粉ふき芋のようにガシャガシャと振ります。表面が毛羽立ってボロボロになりますよね? 実はこの「ボロボロの表面」が油を吸って、オーブンで焼いた時に最高のカリカリ食感を生むんです! ローズマリーと一緒に焼けば、香ばしさがたまりません。   


4. 食べるだけじゃない!暮らしに役立つ活用術

収穫しすぎたり、剪定した枝が余ったりしたら、生活の中で活用してみましょう。

🎄 クリスマス・ナチュラルリース

剪定したばかりの柔らかい枝をクルッと丸めてリースに。100円ショップのリース台に巻きつけるだけで、とてもいい香りのする天然リースの完成です。玄関に飾れば、魔除けや空気清浄の効果も期待できますよ。 

  

✨ お掃除用ハーブビネガー

硬くなってしまった枝は、お酢に漬け込んでみましょう。1〜2週間漬けると、ローズマリーの成分が溶け出した「ハーブビネガー」になります。 これを水で薄めてスプレーすれば、キッチンの油汚れや水回りの掃除に大活躍! 抗菌作用もあるので、小さなお子様がいるご家庭でも安心です。   

💆‍♀️ 若返りの美容液?ローズマリーチンキ

無水エタノールにローズマリーを漬け込んだ「チンキ」は、古くから「若返りの水」として美容に使われてきました。精製水で薄めて化粧水にしたり、ワセリンと混ぜてクリームにしたりと、冬の乾燥対策にもぴったりです。  

 


5. さいごに

いかがでしたか? ローズマリーは、初心者の方でも育てやすく、料理・掃除・美容と、私たちの暮らしを丸ごと豊かにしてくれる素晴らしい植物です。

今年のクリスマスは、ぜひMFCのキャンペーンに参加しつつ、ご自宅でもローズマリーのある「農ある暮らし」を楽しんでみてくださいね。香り高いローストチキンと共に、素敵な聖夜をお過ごしください!




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