野菜のお手入れ〜スタッフの徒然なる農業コラム〜

2021年6月20日(日)

野菜のお手入れ〜スタッフの徒然なる農業コラム〜




こんにちは!美園ファーマーズ倶楽部の紅緒です♪
MFCスタッフ「はる」による徒然なる農業コラムを気まぐれに更新していきます。今回のテーマは「野菜のお手入れ」です。


美園ファーマーズ倶楽部(MFC)では全3日程の農業体験イベントを企画しています。1回目は種まき。2回目は管理。最後の3回目は収穫です。ここでいう管理とは、作物の成長管理で、「雑草取り、間引き、追加の肥料やり水やり」などです。



モリモリ先生の説明によると、「人間の都合による管理じゃなくて、植物がみずから育ちやすいように管理してあげる」ことだそうです。まずは、一番背の高いキュウリの気持ちになります。キュウリは、「上に伸びたい。たくさん日を浴びたい」 と思っているそうです。




野菜の気持ちを汲み取って「真っ直ぐ上に伸びるほど元気になります」その気持ちを助けるのが、成長管理。成長して下の方にもたついてきた茎を上に伸ばして、支柱やネットに麻縄で結び直します。上へ上へ伸びて、葉を広げられるように。


それから、下の方の小さい芽や実り始めたキュウリの実も切り取ります。できたばかりの実を取るのはかわいそうな気がしますが、これも、主軸を大切にしっかり成長させてから大きな実を付けてもらうためです。



若い内からどんどん実をつけるよりも、背高く苗を成長させて栄養が充分行き渡るようにしてから、たくさん実をつけさせてやる。ということです。ずいぶん下の方がスッキリしました。風通しがよくなり、日光も下まで入ってきます。


それから、周りの雑草を取って、肥料と水やりです。今回の肥料は鶏糞(鶏のうんち)です。こういった有機肥料は、土の中の微生物に分解されてから植物の根に栄養として吸収されるため、時間がかかります。つまり長持ちします。また、土壌改良の効果もあります。




次は、ナスの気持ち。
ナスは、「大きく葉を広げたい。たくさん日を浴びたい」 と思っているそうです。結局は日を浴びたいのです。茎を支えるように支柱を斜めに刺したり、畝に沿って渡したロープの上に成長した葉を出してやったりして、できるだけ葉を大きく広げられるようにしてあげます。



こちらも下の方の茎や小さな実を取ってやります。中心の太い茎、その下の2番目の茎、その下の3番目の茎、だけを残して立派に育つように、他は切ってしまいます。




切り取った小さい実は、もちろん食べられます。今回はキュウリ、ナス、ミニトマト、ズッキーニが収穫できました。サクランボみたいに小さいナスも、売り物の半分くらいに育ったズッキーニも、全部大事に持ち帰って食べて頂きます。小さいながらもズッキーニは、切った所から水分がしみ出てくるほどです。新鮮なうちに生サラダで食べるのがおすすめです♪




それではまた徒然なるままに更新していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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