2020年8月2日(日)
第11回アグリジュニア講習@若谷真人農園
こんにちは!
美園ファーマーズ倶楽部(MFC)事務局の紅緒です。
今回は、第11回アグリジュニア講習の
活動報告です!
アグリジュニア講習は「本気で農業を学びたい」
という本格農業志向の人に向けた
有資格農業学習プログラムです!
→詳しくはこちら
アグリジュニア講習は埼玉県浦和美園にある
若谷真人農園にて開催しています。
→若谷真人農園とは?
やっと梅雨が明けました!!!!
ずーとジメジメと曇りが続いていたので
心もパーっと晴れやかになりますね!
畑も梅雨明けを喜ぶかのような晴模様。
若谷センセー!今日もお願いします!
![](https://misonofarmersclub.jp/wp-content/uploads/2020/08/542d83eb05deb9bdae8263644f32f35f-768x1024.jpg)
さて、今日はまず・・・
雑草取りから!
なんと・・・梅雨の期間に
畑にあまり足を運んでいなかったせいか
なんじゃこりゃああああ!!
![](https://misonofarmersclub.jp/wp-content/uploads/2020/08/d984102a171ee20aff3b6eddf1bfb327-1-768x1024.jpg)
ジャングルのごとく雑草が生い茂っています。
放っておくとめまぐるしい勢いで伸びていきます
単に受け止めれば、野菜にとって成長を阻害し
邪魔な存在である雑草ですが
この驚くほどのたくましさは
敬意に値するとも思いました。
野菜は土を耕し、肥料をやり殺虫剤を巻いても
病気にかかって実らないこともしばしば。。
でも雑草はどんなに抜いても、肥料をやらない
畝のわきでも、お構いなしに伸びていきます。
この姿勢はわたしも見習いたい!!
もっと周りの目を気にせず、太々しくいたい!
雑草からそんなメッセージを受け取りました笑
今日一緒に参加した森川農園園主の森川先生
からも、うちの畑がトップクラスに汚いと
ご指摘を頂き、躍起になって毟りました(笑)
![](https://misonofarmersclub.jp/wp-content/uploads/2020/08/753a7abd00c20bb1c056e0b55193559c-768x1024.jpg)
どうでしょう!
見違えるほど綺麗になったではありませんか!
(手前に積んでいるのは抜いた雑草の山)
実は私は雑草取りが好きで
無心で雑草を抜く動作がまさにマインドフルネス
なんですよね〜
特に太く根を張った雑草を
グーっと力を入れて、スポンッと抜けた時は
なんとも言えない快感があります(笑)
さて、今日の農作業の本題は・・・
・収穫(ナス、インゲン、トマト、ピーマン)
・苗木の撤去(ズッキーニ、トマト)
・畝作り(ブロッコリー、カリフラワー用)
・種まき(ニンジン5種)
です!!!
![](https://misonofarmersclub.jp/wp-content/uploads/2020/08/2c48c0de8b2a6a44611bbdf0d7f19549-768x1024.jpg)
カラーピーマンも綺麗に色づいてきました。
こちらも収穫が楽しみです♪
まず、収穫が終わったトマトやズッキーニの
撤去をしました。
トマトは青枯れ病という病気になってしまい
こんな姿に・・・
![](https://misonofarmersclub.jp/wp-content/uploads/2020/08/2767622f840ab11689fcee0432f7e566-768x1024.jpg)
若谷先生に聞いたところ「脇芽取り」の
し過ぎかも!とのこと・・・・
脇芽を取りすぎると千切った芽の部分から
病原菌が入り病気になってしまうそうです。
え、でも脇芽取りしないと
実りが悪くなるんじゃないんですか!?
ここも農業の繊細なところです。
やらなくてもだめ。やり過ぎてもだめ。
なりたて農業女子のわたしは
ついつい脇芽取りが楽しくなって
芽を摘み過ぎていたようです。
うーん、難しいけど
これが農業の醍醐味ですね・・!
というわけでトマトちゃんとズッキーニちゃん
これまで沢山収穫させてくれてありがとう!
サヨナラー!!
![](https://misonofarmersclub.jp/wp-content/uploads/2020/08/f45461e193fc5e10320af6bd08f40c6c-768x1024.jpg)
トマトやズッキーニを撤去した跡地には
なんと先日収穫を終えて枯れたトウモロコシ
の苗木を畝にどーんと被せました。
これ、私は結構感動しました。
何でかというと、このトウモロコシの枯れ木を
撤去してまた使う畝に被せておくことで
雑草の増殖を防いだり、真夏の日差しから
畝の高温化を防げるからとのこと。
すごくないですか?
畑で育てた野菜を一つも無駄にせず
余計な資源も使わず、天然のマルチシートです。
自然循環、究極のエコ。
農業にはそんなポテンシャルも
十二分にあると、ふと思ってしまいました。
そして今日は収穫が終わり、空き始めた畝に
新たにニンジンの種を蒔きました!
![](https://misonofarmersclub.jp/wp-content/uploads/2020/08/b1f4f92df30abe557759cae7cd93cde6-768x1024.jpg)
まずは畝作りから!
ニンジンはとっても繊細なので
豆粒サイズの肥料ですら根を張る導線にあると
障害になって芽吹かないとのこと
(繊細すぎじゃない!?)
なので、畝作りも極力土を小さく小さく
砕くように入念に鍬を入れていきます。
そして種を蒔いていきます。
![](https://misonofarmersclub.jp/wp-content/uploads/2020/08/2b7967a790be56ecf8e4ba3a5a4a224b-1024x768.jpg)
ニンジンの種まきは「筋蒔き」と行って
一直線に種を蒔いていきます。
芽が出たら間引きがしやすいように
種を均等な感覚で蒔いていくのがコツです!
ニンジンの繊細さはまだあります。
ニンジンは光が好き(光好性)が好きなうえ
水分を吸収しにくく発芽しにくいのです。
そこでまた農業のすごい知恵・・・
ニンジンの種を蒔いた上に「あるモノ」を
蒔きます。
![](https://misonofarmersclub.jp/wp-content/uploads/2020/08/0e1f3c83986ff6b2d35e540e4ef294d7-768x1024.jpg)
なんと、籾殻(もみがら)です!!!
籾殻を蒔いておくと畝の水分が保持されやすく
かつ籾殻の間から日光が差すので
ニンジンには最適なアイテムなのだそう。
これも農業の真髄ですね・・・
最初に思いついた人本当にすごい。
それにしても籾殻を蒔いたニンジンの畝は
何とも芸術的な見た目になり綺麗です!
米粒よりも小さいこの種から
立派なニンジンができることを祈って
今日の作業を終えました♪
![](https://misonofarmersclub.jp/wp-content/uploads/2020/08/ecc2f2850744232b92b09fb17ccc3622-1-768x1024.jpg)
余談ですが
農業をやってみて一番難しいと感じたことの
ひとつは「旬のうちに食べる」ということです
暖かくなってくると野菜たちはビックリする
くらいの速さで成長し始めます。
ズッキーニを1週間収穫しなかったら
とんでもなく大きくなってしまったり
気づいたらトマトが病気になってしまったり
旬な時期に美味しく食べるというのも
生産者として必要な意識ですね!
というわけで今回は
第11回アグリジュニア講習の活動報告でした!
最後までお読みくださり
本当にありがとうございました。
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