参加者体験談(麦踏み)

2021年6月5日(土)

参加者体験談(麦踏み)


こんにちは!美園ファーマーズ倶楽部の紅緒です♪
MFCでは年間を通じて埼玉県さいたま市の通称見沼田んぼと言われている一帯の中の浦和美園地区を拠点に体験農業を開催しています。


嬉しいことに参加者の声として体験農業の感想を頂くので、ちょっとずつ記事にしていきたいと思います!今回は麦踏みの体験談です。


============

今日は、いろいろな芽が出始めた畑で麦踏みをしました。くしゃくしゃっとした葉の芽はジャガイモ。すぐ隣にすらっと細長いのが麦。

「これを踏んで歩いて」とモリモリ先生が言いました。



うちの子どもは驚いて私の方を振り返ります。ふだんだったら、家の植木を踏むなんてとんでもない。それを踏んでくれ、と言われたのですから。恐る恐る足を乗せていく子ども。次第に、しっかり倒れるまで踏みしめて、嬉しそうに歩いています。子どもって、素直というか残酷というか。

「麦は踏まれて強くなる」というのは本当なのですね。作物の生長に関係した昔からの言い伝えということで、「助長」という中国の故事を思い出しました。



宋の国の人で畑の苗が成長しないのを心配してこれを上に引っ張る者がいました疲れでぼんやりして家に帰り、家の人にこう言いました。「今日は疲れた。苗を引っ張って成長を助けてやったんだ」その人の子供が走って苗を見に行くと、苗は枯れてしまっていました。世のなかには、苗を助けようと伸ばすようなことをする者が多いことだ。



そんな内容でした。故事の中の苗が麦だったかどうかはわかりません。かたや故事では成長を助けようと引っこ抜かれ、かたや目の前の麦は若いうちに踏まれて強く成長する、という話です。麦を踏んで笑って歩いている我が子を見ていたら、子どもの成長も同じようなものなのかな。と思ってしまいました。


「これをやりなさい」「あれをやりなさい」と先回りして、親の方から子どもの手を引っ張りあげようとすることの多いこと。そういえば、「英語教室行ってみる?学校で英語が始まったときわからないと困るでしょ。」なんて話を数日前にしていた。親は子どもの成長を促すつもりでいるけれど、それは子どもの自発的な成長の芽を引っこ抜くようなものなのかもしれない。




むしろ、幼いうちに多少の厳しさ、例えば、何でも思いどおりになるわけではない、という厳しさに出会う方が強く成長するのかもしれないな。なんて思いました。


「見て。ぺっちゃんこになっちゃった」という子どもにモリモリ先生が言います。
「次来たときには、またまっすぐ空に向かって伸びて、今より大きくなっているよ」

「へぇ!」ちょっとの間、自分がぺっちゃんこにした麦を見つめていました。それから後の作業中は、もう麦を踏むことはなく、よけて歩いていました。英語教室は、本人が興味もったら体験させてもいいかな。


関連記事

よく読まれている記事

カボチャの種類・品種一覧12選|甘さ・用途別おすすめランキング【比較表つき】

カボチャの種類は西洋・日本・ペポの3系統。定番のえびすから栗より甘い雪化粧、生食できるコリンキー、ハロウィン用の観賞品種まで、代表12品種を甘さ・食感・用途の比較表とおすすめランキングで美園ファーマーズ倶楽部(MFC)が解説します。

鍬(くわ)の使い方|初心者向け平鍬の選び方と楽に使うコツ

鍬(くわ)の正しい使い方を、家庭菜園・農作業初心者向けに解説。平鍬と三本鍬の違い、力に頼らず楽に使うコツ、姿勢のポイントまで、美園ファーマーズ倶楽部(MFC)の現場知見でまとめました。

北海道に広がる広大なジャガイモ畑

知っておきたい種いも危機|米国産ジャガイモ輸入がもたらすシストセンチュウリスクと私たちにできること

米国産生ジャガイモの輸入問題とは何か。シストセンチュウが北海道の種いも産地(全国生産の約8割・種いもの約97%)にもたらすリスク、食料自給率とのつながり、そして家庭菜園で私たちにできることまで、公的データと出典リンクを交えて美園ファーマーズ倶楽部(MFC)が冷静に解説します。

見沼田んぼの動植物ガイド【完全版】|家族で楽しむ生き物観察と農業体験

埼玉県さいたま市の見沼田んぼに息づくタヌキ・カワセミ・メダカ・カブトムシ・タガメなど、四季の代表的な生き物26種を写真と豆知識で完全ガイド。家族で楽しむ観察のコツや、農業体験とセットで巡る方法も紹介します。

ブログ記事一覧に戻る
関連記事