2020年6月7日(日)
第7回アグリジュニア講習@若谷真人農園
こんにちは!
美園ファーマーズ倶楽部(MFC)事務局の紅緒です。
今回は、第7回アグリジュニア講習の
活動報告です!
アグリジュニア講習は「本気で農業を学びたい」
という本格農業志向の人に向けた
有資格農業学習プログラムです!
→詳しくはこちら
アグリジュニア講習は埼玉県浦和美園にある
若谷真人農園にて開催しています。
→若谷真人農園とは?
今日は曇りで気温は27℃ もありました。。
もう夏。。初夏はいずこへ。。。
と言っても、やっぱり外での作業は
気持ちのいいものです!
参加者は女性2名、男性4名でした!
恒例の作業前フォトをパシャり♪
前夜の雷雨が上がり
畑も真夏に向かってまっしぐら。
太陽光と雨と温度がどんどん高まるこの季節
野菜たちには素晴らしい恵みなのですが。。
気をつけたいことが...
そう!畑にいる全員がマスクマン!!
だから熱中症が怖いのです。。。
早速私も洗礼を受けてしまいました・・
しゃがんでの作業から立ち上がった時に
立ちくらみ(脳貧血⁉)をしました泣
一瞬、記憶が飛んで...
気がついたら作物用の支柱につかまって
身体を支えるくらいフラフラしてしまい
「ここは何処? 私は誰?」
状態になってしまいました。笑
大きなつばの付いた帽子等でばっちり
日よけ対策はしていたのですが
急に立ち上がる時には、最も高い位置の
頭に血液の供給が追い付かない場合
脳が一時的に酸素不足となるそうです。
なので、心臓が丈夫なことはもちろん
第二の心臓ポンプと言われる「ふくらはぎ」
を鍛えておくことも必要とのこと!
これ、豆知識!(畑のテストに出ますヨ!)
((わたしもググって知ったんですけど!))
あとは、暑さの中での長時間作業や
水分補を忘れず、熱中症にはくれぐれもご用心!
みなさまも夏場の農作業の際は気をつけて!
ウェルビーイング好きとしては
熱中(フロー状態)が好ましいのだけど
夏の暑さでの農業熱中は…
畑から一発退場の可能性があり大変危険です!笑
前振りが長くなってしまいましたが
本日の作業は、葉物類を収穫した跡地の畝に
ネギの植え付けを行ないました!!
若谷センセー!今日もよろしくお願いします!
ネギの植え付けは深さ20㎝の垂直な溝を掘り
ネギの苗を順序良く並べて定植します。
溝の脇に掘った土を積み上げておくことで今後
成長に合わせて土手を崩して被せるそうです。
子供の成長に合わせて制服を買い換える…
そんな感覚(?)と錯覚して
ネギに愛情が芽生えてしまいそうです。笑
このネギちゃん、めっちゃ可愛くないですか?
この可愛い苗が、やがて成長し、ごっつい
「泥つきねぎ」として収穫する日が
くるのですね・・・楽しみですなぁ♪
その他、すでに栽培中のトマト類・ピーマン
ナス・キュウリ・インゲン・トウモロコシ
ミニ根菜類など、今日も間引きできる野菜が
たくさんありました!
見てください!このミニ人参!!!
ちょーーーーキュート!!!
この色合いも「手作り野菜」って感じで
テンションが上がってしまいました!
さて、成長途中のトマトやピーマンはというと
成長段階で大きく伸びたものは支柱やヒモで
誘引して転倒防止に備えさせたうえで
追肥をやって更にグングン成長を促します。
ちなみに支柱に誘引するのは成長した時の
枝の「重み」で苗木ごと倒れないように
するためです!この繊細さもまた、毎日畑に
足を運びたくなる理由なのかもしれませんね♪
また、トマトやピーマンは「脇芽取り」も
脇芽取りは、同時に1つの株からの出てくる脇芽を
大きくならないうちに摘み取ることで残す実だけに
栄養を集中させるようにする処理です!
私はこの脇芽取りが結構好きで、脇芽を夢中で
探してしまいます(笑)
そして見つけた時には「アハ体験」のような
感覚があってスッキリします(笑)
「脇目も振らず、脇芽取り」
これが私の得意技。別にスベってないですよ!
それから、この季節は、なんといっても。。
とんでもない勢いで畑を侵食してくる
「雑草」との仁義なき戦いです。笑
野菜たちに栄養をたっぷり行き渡らせるため
心を無にしてむしり取りますよ!!!
とはいえ何事もバランスが大切です。
自然の営みの中で人間が求める方向へ
改善していく・・・
やり過ぎは大きなしっぺ返しに
合うかも知れないですが
私たちの今の作業は、先ずは小さな畝で
自然の摂理を謙虚に学んでるのだな~感じます。
ヨーロッパ野菜部門でも
リーキ(英名のネギ、仏名ではポワロ)の
定植のほかに
ズッキーニ・ビーツ類・スティッキオ
フェンネル・つるなしインゲン等の間引き
収穫・追肥などを行いました。
今日の畑で一番驚いたのはズッキーニの成長!
この躍動感!力強さ!すごくないですか!?
茎の伸び方も幾何学模様な感じで
見入ってしまいました。ちょっと前は
かわいらしい新芽のようだったのに。。。
最後に、多彩なたくさんの野菜達が
収穫期を迎えた今回、「美味しい収穫!」
の3か条を農園主の若谷真人先生から
伝授していただきました!!
① 夏は「太陽光が弱い」時に収穫
暑い時は植物も自身の栄養を消費してるので
美味しさが半減しています。
しなび易く、日持ちも悪いそうです。
なので午前の涼しい時か夕方に収穫しましょう。
② 適正な「サイズ」の時に収穫
実を成らしたまま大きくすると旨味が減り
株への負担もかかり、次世代の実付きが
悪くなってしまいます。
なので、大きくなり過ぎるより
美味しい小さなうちに収穫して
収穫量も増やしましょう。
③ 収穫したら「すぐに食卓」へ
収穫後の保存方法は、種類によって
常温か冷蔵、また場所も冷暗所に置いたり
葉と根を切り離した方が日持ちの良い場合も。
なので、せっかく良いタイミングで収穫できたら
すぐに料理して食べてしまいましょう。
流通を経た商品作物とは異なり、自分で収穫した
鮮度が高いうちに美味しく食べられる。
それが野菜を自作する農業の一番の魅力だなぁ
とつくづく感じました。
これ、当たり前にように聞こえても
すっごい大事なことだと思いませんか?
コロナのように唐突に社会が激変することは
今後もあるかもしれません。そうなった時でも
自分で自給するというスキルが、そのまま
生きていくことに直結すると思うのです!
そんなことも感じた1日でした。
そして今日収穫した野菜早速食べ、
とーーーっても美味しかったです!
というわけで今回は
第7回アグリジュニア講習の活動報告でした!
最後までお読みくださり
本当にありがとうございました。
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