第11回アグリジュニア講習@若谷真人農園

2020年8月2日(日)

第11回アグリジュニア講習@若谷真人農園

こんにちは!
美園ファーマーズ倶楽部(MFC)事務局の紅緒です。


今回は、第11回アグリジュニア講習の
活動報告です!


アグリジュニア講習は「本気で農業を学びたい」
という本格農業志向の人に向けた
有資格農業学習プログラムです!
→詳しくはこちら


アグリジュニア講習は埼玉県浦和美園にある
若谷真人農園にて開催しています。
→若谷真人農園とは?


やっと梅雨が明けました!!!!
ずーとジメジメと曇りが続いていたので
心もパーっと晴れやかになりますね!



畑も梅雨明けを喜ぶかのような晴模様。
若谷センセー!今日もお願いします!



さて、今日はまず・・・
雑草取りから!


なんと・・・梅雨の期間に
畑にあまり足を運んでいなかったせいか



なんじゃこりゃああああ!!


ジャングルのごとく雑草が生い茂っています。
放っておくとめまぐるしい勢いで伸びていきます



単に受け止めれば、野菜にとって成長を阻害し
邪魔な存在である雑草ですが



この驚くほどのたくましさは
敬意に値するとも思いました。



野菜は土を耕し、肥料をやり殺虫剤を巻いても
病気にかかって実らないこともしばしば。。



でも雑草はどんなに抜いても、肥料をやらない
畝のわきでも、お構いなしに伸びていきます。



この姿勢はわたしも見習いたい!!
もっと周りの目を気にせず、太々しくいたい!



雑草からそんなメッセージを受け取りました笑



今日一緒に参加した森川農園園主の森川先生
からも、うちの畑がトップクラスに汚いと
ご指摘を頂き、躍起になって毟りました(笑)


どうでしょう!
見違えるほど綺麗になったではありませんか!
(手前に積んでいるのは抜いた雑草の山)



実は私は雑草取りが好きで
無心で雑草を抜く動作がまさにマインドフルネス
なんですよね〜



特に太く根を張った雑草を
グーっと力を入れて、スポンッと抜けた時は
なんとも言えない快感があります(笑)



さて、今日の農作業の本題は・・・


・収穫(ナス、インゲン、トマト、ピーマン)
・苗木の撤去(ズッキーニ、トマト)
・畝作り(ブロッコリー、カリフラワー用)
・種まき(ニンジン5種)



です!!!


カラーピーマンも綺麗に色づいてきました。
こちらも収穫が楽しみです♪



まず、収穫が終わったトマトやズッキーニの
撤去をしました。



トマトは青枯れ病という病気になってしまい
こんな姿に・・・



若谷先生に聞いたところ「脇芽取り」の
し過ぎかも!とのこと・・・・



脇芽を取りすぎると千切った芽の部分から
病原菌が入り病気になってしまうそうです。



え、でも脇芽取りしないと
実りが悪くなるんじゃないんですか!?



ここも農業の繊細なところです。
やらなくてもだめ。やり過ぎてもだめ。



なりたて農業女子のわたしは
ついつい脇芽取りが楽しくなって
芽を摘み過ぎていたようです。



うーん、難しいけど
これが農業の醍醐味ですね・・!


というわけでトマトちゃんとズッキーニちゃん
これまで沢山収穫させてくれてありがとう!
サヨナラー!!


トマトやズッキーニを撤去した跡地には
なんと先日収穫を終えて枯れたトウモロコシ
の苗木を畝にどーんと被せました。



これ、私は結構感動しました。



何でかというと、このトウモロコシの枯れ木を
撤去してまた使う畝に被せておくことで
雑草の増殖を防いだり、真夏の日差しから
畝の高温化を防げるからとのこと。



すごくないですか?
畑で育てた野菜を一つも無駄にせず
余計な資源も使わず、天然のマルチシートです。



自然循環、究極のエコ。
農業にはそんなポテンシャルも
十二分にあると、ふと思ってしまいました。



そして今日は収穫が終わり、空き始めた畝に
新たにニンジンの種を蒔きました!



まずは畝作りから!
ニンジンはとっても繊細なので
豆粒サイズの肥料ですら根を張る導線にあると
障害になって芽吹かないとのこと
(繊細すぎじゃない!?)



なので、畝作りも極力土を小さく小さく
砕くように入念に鍬を入れていきます。
そして種を蒔いていきます。



ニンジンの種まきは「筋蒔き」と行って
一直線に種を蒔いていきます。



芽が出たら間引きがしやすいように
種を均等な感覚で蒔いていくのがコツです!



ニンジンの繊細さはまだあります。
ニンジンは光が好き(光好性)が好きなうえ
水分を吸収しにくく発芽しにくいのです。



そこでまた農業のすごい知恵・・・
ニンジンの種を蒔いた上に「あるモノ」を
蒔きます。




なんと、籾殻(もみがら)です!!!
籾殻を蒔いておくと畝の水分が保持されやすく
かつ籾殻の間から日光が差すので
ニンジンには最適なアイテムなのだそう。



これも農業の真髄ですね・・・
最初に思いついた人本当にすごい。



それにしても籾殻を蒔いたニンジンの畝は
何とも芸術的な見た目になり綺麗です!



米粒よりも小さいこの種から
立派なニンジンができることを祈って
今日の作業を終えました♪


余談ですが

農業をやってみて一番難しいと感じたことの
ひとつは「旬のうちに食べる」ということです
暖かくなってくると野菜たちはビックリする
くらいの速さで成長し始めます。



ズッキーニを1週間収穫しなかったら
とんでもなく大きくなってしまったり
気づいたらトマトが病気になってしまったり



旬な時期に美味しく食べるというのも
生産者として必要な意識ですね!




というわけで今回は
第11回アグリジュニア講習の活動報告でした!


最後までお読みくださり
本当にありがとうございました。


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