2025年9月22日(月)
ハロウィンで活躍するカボチャ品種12選|西洋・日本・ペポ系統別ガイド【食用×飾り早見表つき】
ハロウィンの主役 🎃 カボチャ。
実は、品種は驚くほど多彩です。
一口に「カボチャ」と言っても、西洋カボチャ・日本カボチャ・ペポカボチャの3系統に分かれ、形・色・味・用途はそれぞれ大きく異なります。濃緑のホクホク栗カボチャから、麺のようにほぐれる金糸瓜、生食できるレモン色のサラダカボチャ、ジャック・オー・ランタン用の巨大オレンジまで、その広がりを一度に見渡してみませんか?
カボチャの基礎知識|まずは3つの系統を知る
スーパーで見かけるカボチャの多くは西洋カボチャ。しかし市場には、水分が多くねっとりした食感の日本カボチャ、観賞用・サラダ用などユニークな形状が多いペポカボチャも並びます。まずは3系統の違いを押さえておくと、品種選びがぐっとラクになります。
西洋カボチャ
甘みが強くホクホク。えびす・くりゆたか・九重栗・雪化粧など、流通の主力。
日本カボチャ
水分多くねっとり、甘み控えめ。京野菜系や宿儺かぼちゃが代表格。
ペポカボチャ
ユニークな形状が多く、観賞用・生食用も。ハロウィン用大玉や金糸瓜はこの仲間。
【食用|西洋カボチャ系】定番のホクホク栗カボチャたち
「カボチャといえばこれ」という定番ラインナップ。甘み・ホクホク感・扱いやすさのバランスが良く、煮物からスイーツまで幅広く活躍します。
えびすかぼちゃ(黒皮栗かぼちゃ)
えびすかぼちゃは、日本で最も広く栽培され流通している代表的な西洋カボチャ品種です。濃い緑色の硬い皮に薄い緑色の斑点模様(ちらし斑)が入った扁平な球形をしており、重さは1.7〜1.9kgほどになります。果肉は濃いオレンジ色で厚みがあり、適度にホクホク感としっとり感を併せ持った上品な甘さが特徴です。揚げ物との相性が良く、天ぷらや素揚げ、コロッケなどにするとホクホク感と甘みが引き立ちます。煮崩れしにくいため煮物やスープにも向いており、カボチャサラダなど幅広い料理に使える万能選手として長年親しまれています。
環境適応力が高く着果も良いため、多収で育てやすい人気品種です。発芽適温は28〜30℃、生育適温は15〜25℃で日本各地で栽培可能。春(4〜5月)にポット播きし、日当たりと排水の良い場所に定植。肥料過多でツルボケしやすいので控えめに。受粉後約45〜50日で収穫し、1週間〜1ヶ月ほど風通しの良い日陰で追熟させると甘みが増します。
くりゆたか
くりゆたかは、西洋カボチャの一品種で、その名の通り栗のようにおいしい粉質のカボチャです。果重約1.8〜2.0kgになる大型種で、果皮はやや濃い緑色、形は腰高の扁円形をしています。果肉がぎっしりと詰まっており、加熱するとホクホクと粉を吹くほどの食感で甘みも非常に強く出るのが魅力です。シンプルに煮物にすると素材の甘さを存分に味わえ、マッシュしてサラダにしても濃厚なおいしさを楽しめます。その名の「ゆたか」が示すように収量性も高く、家庭菜園でも人気の品種です。
基本的な育て方は他の西洋カボチャと同様。大玉になるぶん十分な肥料と水分を好みます。雌花着果後は1株あたり2〜3果を目安に育てると品質が安定(増やしすぎると甘みが乗りにくい)。追肥とツル整理、病害虫(うどんこ病など)対策をしながら、受粉後50日前後で収穫。1ヶ月ほど追熟でさらに甘みが増します。
九重栗かぼちゃ
九重栗(くじゅうくり)かぼちゃは、その名の通り栗のように甘くホクホクした西洋カボチャで、「黒皮栗かぼちゃ」の品種群の一つです。果皮は濃緑色で薄い縦縞模様が入り、やや腰高でハート形にも見えるユニークな形をしています。皮が薄く柔らかいので包丁でカットしやすく、調理の際は皮ごと食べることも可能です。果肉は鮮やかな濃黄色で密に詰まっており、加熱すると粉を吹くほどホクホクとした食感になる非常に粉質な品種です。甘みも強く、煮物やグラタン、サラダなど様々な料理で活躍する万能カボチャ。パンプキンパイやプリンの材料にも上品な甘さが引き立ちます。
家庭菜園でも育てやすい品種。収穫時期は早いもので6月下旬から、盛期は7〜8月。大きく育てたい場合は着果数を2〜3個に制限。完熟のサインは果柄(ヘタ)が茶色く木質化し、皮にツヤが無くなる頃。煮込み料理で煮崩れしやすいので、追肥で窒素を多めに与えしっとり感を残す工夫を。貯蔵性もあり、数週間追熟させた方が甘味が増します。
雪化粧かぼちゃ
雪化粧(ゆきげしょう)かぼちゃは、その名の通り灰白色の粉をふいたような外皮が特徴的な西洋カボチャの品種です。見た目は白皮ですが、うっすら薄緑がかったグレーにも見えるユニークな色合いで、果実はずっしり2.3kg前後になる大型種です。果肉は淡い黄色で、茹でると鮮やかな黄色に発色します。極めて粉質でホクホク感が強く、甘みも濃厚なため「栗より甘い」と評されるほどの食味を持ちます。煮物や天ぷらにしても煮崩れしにくく安定した食感。収穫直後よりも長期保存で甘みが増し、適切に追熟させれば3ヶ月後でも美味しさが持続する高い貯蔵性を誇ります。
寒冷地での栽培にも適しており、北海道・東北・新潟などで盛んに作られています。暑さ寒さに比較的強いですが完熟までに日数がかかるため、4月頃からの早播きを。1株2〜4個程度に絞る「一果取(いっかど)栽培」で糖度がさらに上がります。収穫後は涼しい場所で1〜2ヶ月追熟すると甘みアップ。10月はホクホク感、11月以降はねっとり感も出てきて時間経過の変化も楽しめます。
打木赤皮甘栗かぼちゃ(加賀野菜)
打木赤皮甘栗(うつぎあかかわあまぐり)かぼちゃは、石川県金沢市の伝統野菜「加賀野菜」に指定されている西洋カボチャ品種です。黒緑色が多い栗カボチャの中で、打木赤皮甘栗は名前の通り鮮やかな赤みがかったオレンジ色の皮が目を引きます。ヘタが少し突き出して玉ねぎのようなユニークなシルエット。皮が薄く柔らかいため剥かずにそのまま調理でき、鮮やかな仕上がりに。「栗カボチャ」の名に反し果肉はホクホクというよりむしろねっとり系で滑らかで、煮汁とのなじみが良く日本料理の炊き合わせにぴったり。昭和初期に福島の赤皮栗を金沢の農家が導入・改良したもので、近年の伝統野菜再評価で再注目されています。
比較的高温多湿に弱く、乾燥した環境を好みます。つる枯病・うどんこ病に注意し風通しを確保。1株あたり2〜3個に絞って育てるとしっかりした実が獲れます。果皮がオレンジから少しくすんだ朱色になり、ヘタが木質化してきたら収穫適期。皮が薄く傷つきやすいので収穫・取扱いは丁寧に。保存性はえびす系ほど高くないため早めに消費を。
ロロンかぼちゃ
ロロンかぼちゃは、ラグビーボールのような細長い楕円形の果実と約2kgに達する大玉サイズが特徴の西洋カボチャです。濃緑色の皮に独特のまだら模様(ちらし斑)が入り、果肉はキメが細かく滑らかな舌触り。上品な甘さとホクホクした食感を併せ持ち、スープやポタージュにするとクリーミーでコクのある味わいに。煮物やコロッケはもちろん、ペースト状にしてプリンやケーキなどスイーツにも最適です。名前の由来は「もっと消費者にカボチャを食べてほしい」という育成者のロマンと、栗(マロン)のように甘い食味を掛け合わせた「ロロン」。タキイ種苗が2009年に販売開始した新しい品種です。
ツルが勢いよく伸び、広い畑でのびのび育てると大きな実をつけます。省力型で側枝(子ヅル)が少なく比較的手間なし。大玉ゆえに肥料切れに注意し、果実肥大期は水分もしっかり供給を。開花後50日程度までじっくり育てて完熟収穫するのがポイント。収穫後は1ヶ月ほど涼しい場所で追熟させるとさらに甘みアップ。
【食用|ユニーク系・伝統野菜】形も食感も個性派
手のひらサイズ・ひょうたん型・ねっとり細長系——定番の栗カボチャとは一味違う個性派をご紹介。用途の幅を広げてくれる品種が揃います。
坊ちゃんかぼちゃ(ミニカボチャ)
坊ちゃんかぼちゃは、重さ500g前後しかない手のひらサイズがかわいらしいミニカボチャです。未熟なうちに収穫したものではなく、このサイズで完熟する品種。見た目はミニチュア版の栗カボチャといった感じで、肉質や風味も一般的な栗カボチャによく似ています。小さいながらも甘みが強くホクホクとした食感で栄養価も高く、βカロテンが豊富。丸ごと調理しやすいサイズ感を活かし、中をくり抜いてグラタンやプリンの容器に使うなど見た目も可愛い料理に人気です。「赤い坊ちゃん」(オレンジ色)と「白い坊ちゃん」という皮色違いの品種もあります。
省スペースで栽培でき家庭菜園でも人気のミニ品種。ツルはそれほど長く伸びず管理しやすく、支柱を立てた立体栽培やプランター栽培にも向きます。露地栽培では1株から5〜6個前後の実をつけるため、株元近くを優先的に残して摘果を。小さい果実は地面と接すると傷みやすいので、敷き藁やマットで予防。収穫時期は7〜9月、熟した坊ちゃんはヘタが木質化し栓が抜けたようになります。
バターナッツかぼちゃ
バターナッツかぼちゃは、ひょうたん型の細長い見た目がユニークなカボチャです。北アメリカから南アメリカの砂漠地帯が原産とされ、日本には比較的新しく入ってきました。外皮は黄土色〜淡いベージュで一見カボチャらしくない色合いですが、半分に割ると中から鮮やかなオレンジ色の果肉が現れます。名前の通り「バターのようになめらかでナッツのように甘い」風味が特徴で、繊維質が少なく加熱するととろりとなめらかな舌触りに。ポタージュやスープ、ピューレにするとクリーミーでコクのある味わいを楽しめます。ローストしてグリル野菜、角切りで煮込みやカレーにも◎。
南米原産らしく暑さに強い一方、低温にはやや弱い傾向。発芽適温は高めで、十分暖かくなってから種まき・定植を。日本では6〜7月頃までに種まき、9〜10月頃の収穫が一般的。果実が縦長で地面に接しやすいため、敷き藁や支柱で形を整えます。果皮が完全にベージュ色で表面にうっすら粉を吹いたようになったら収穫適期。ツルボケしやすいので肥料の与えすぎに注意。
宿儺(すくな)かぼちゃ|飛騨高山の伝統野菜
宿儺(すくな)かぼちゃは、岐阜県高山市丹生川町を原産とする伝統野菜で、独特の細長い形状をした日本カボチャの一種です。見た目はヘチマやズッキーニにも似た細長いひょうたん型で、長さ50cm前後にも達します。皮は薄い灰緑色でつるりと滑らか、果肉は濃い黄色で、強い甘みとホクホクした食感が楽しめます。一般的な日本カボチャはねっとり系が多い中、宿儺かぼちゃは栗カボチャに負けないホクホク感が特徴。皮が薄く包丁で切り分けやすいため、煮物や天ぷらはもちろんポタージュやプリンなどスイーツにも利用しやすい万能選手です。
平成13年(2001年)に「宿儺かぼちゃ」として正式に名前が付きブランド化された品種。長形の実のため棚仕立てや吊り栽培で育てると真っ直ぐ形良く育ちます。1株あたりの着果数は抑えめにし十分に肥大させましょう。完熟のタイミングは皮の色が薄灰緑からベージュがかった色に変わり、ヘタが枯れてコルク状になった頃。日本カボチャ系なので収穫直後はねっとりめ、貯蔵熟成で甘みが強まり冬まで美味しく食べられます。
【食感で遊ぶ】ペポカボチャ系の変わり種
シャキシャキ麺状になる金糸瓜、生食できるレモン色のサラダカボチャ、そしてハロウィンの主役——ペポ系は遊び心いっぱいです。
そうめんかぼちゃ(金糸瓜)
そうめんかぼちゃ(金糸瓜〈きんしうり〉)は、ペポカボチャに分類されるユニークな品種で、別名を「そうめん瓜」ともいいます。一見ウリのような細長い楕円形で、果皮は淡い黄色〜クリーム色。最大の特徴は加熱したときに果肉が糸状にほぐれることで、ゆでた果肉をほぐすとまるで素麺のようなシャキシャキとした細い繊維になります。この性質を活かし、酢の物や三杯酢あえ、おひたし、サラダなどさっぱりした料理に使われるほか、めんつゆをかけて本物のそうめんのように食べるのもおすすめ。味自体は淡泊でクセがないため、和え衣やドレッシングとの相性が抜群です。
西日本〜中部地方で古くから栽培されてきた伝統野菜。ウリ科ですが高温にも比較的強く、家庭菜園向き。受粉後約40〜45日で収穫可能。果皮が黄味がかり指で押して少し弾力を感じる頃が収穫時。追熟で甘みは増しないので早めに調理を。輪切りにして種を除き、沸騰した湯で10〜15分ゆでてから水にさらしながら指やフォークでほぐすと金糸のような繊維が現れます。
コリンキー|生で食べられるサラダカボチャ
コリンキーは、生で食べられる珍しいサラダカボチャとして注目されている品種です。オーストラリア原産のカボチャと日本のカボチャを掛け合わせて開発され、2000年代に登場しました。果皮は鮮やかなレモンイエローで艶があり、見た目にも美しいカボチャ。皮がとても柔らかく包丁で切りやすいので調理も簡単です。未熟な若採りで収穫するため皮ごと生で食べられ、シャキシャキ・コリコリとした独特の歯応えが楽しめます。クセがなく瑞々しい味わいで食感はズッキーニやキュウリにも似ており、サラダや浅漬けにぴったり。加熱調理も可能で、炒め物やスープに入れてもくたくたになりすぎず食感が残ります。
ペポ種でズッキーニと似た感覚で育てられます。発芽・生育適温は20〜30℃。人工授粉後わずか20〜30日程度の若い段階で収穫できるのも特徴。直径10〜15cmで収穫し、それ以上熟すと皮が固くなり生食不可に。次々と実をつけるため定期的な収穫で株の負担を軽減。ウリハムシ・べと病・うどんこ病には防虫ネットや薬剤で予防。
ハロウィンパンプキン(観賞用オレンジカボチャ)
ハロウィンのジャック・オー・ランタン作りに使われるオレンジ色の大玉かぼちゃも、忘れてはならない品種です。日本では「ハロウィンかぼちゃ」「観賞用パンプキン」として流通することが多く、海外ではベビーパム (Baby Pam)やコネチカット・フィールド種などランタン向けの中〜大型品種が存在します。一般的なハロウィンカボチャは直径30〜50cmほどのペポカボチャで、果皮は明るいオレンジ一色、表面がなめらかでカービング(彫刻)がしやすい形状。果肉は薄く中は空洞が大きく、目や口をくり抜いてランタンを作るのに最適です。
食味と利用:ハロウィン用の観賞かぼちゃは食べられないことはないものの、甘みが少なく水っぽい品種がほとんど。数百キロにもなるアトランティックジャイアントも観賞専用です。ただし食用品種のシュガーパイなど甘みのあるオレンジかぼちゃも存在し、スープやパイに使われます。栄養価は他のカボチャと大差ないため、味にこだわらなければポタージュやジャムに再利用も可能です。
観賞向けは特に「大きさ」重視。巨大カボチャに挑戦する場合、1株から1玉だけを残し株のエネルギーを集中させる「一果どり」が基本。地面接地部は座布団や板で保護。通常サイズ(直径20〜30cm)なら家庭菜園で2〜3株育てれば十分なランタン用が収穫できます。果皮が鮮やかなオレンジでヘタが枯れてきたら収穫期。収穫後は風通しの良い日陰で1〜2週間乾燥させて皮を硬化させると日持ちとカービング性が向上します。
食用と飾り用、選び方のポイント
同じカボチャでも「食べて美味しい」品種と「飾って映える」品種では、選ぶ基準がまったく違います。用途に応じた選び方の指針を押さえましょう。
食用で選ぶなら
- 重量1.5〜2kg級の西洋カボチャが定番
- 果肉がぎっしり詰まり粉質ホクホク系
- 1〜2ヶ月追熟で甘みがぐっと深まる
飾り用で選ぶなら
- 鮮やかなオレンジ色・個性的な形がポイント
- 表面がなめらかでカービングしやすい
- 収穫後に皮を硬化させると長く飾れる
食用向き × ハロウィン飾り向き 早見表
ここまで紹介した品種の特徴を、用途別に星5段階で比較した早見表です。「食べる楽しみ」と「飾る楽しみ」の両方が広がる、品種選びの参考にご活用ください。
| 品種 | 食用向き (味・調理適性) | ハロウィン飾り向き (形・映え) |
|---|---|---|
| えびすかぼちゃ 定番 | 5/5 | 2/5 |
| くりゆたか ホクホク | 5/5 | 2/5 |
| 坊ちゃんかぼちゃ ミニ | 5/5 | 3/5 |
| バターナッツ | 4/5 | 2/5 |
| 九重栗かぼちゃ | 5/5 | 1/5 |
| ロロンかぼちゃ | 4/5 | 2/5 |
| そうめんかぼちゃ(金糸瓜) | 3/5 | 1/5 |
| コリンキー 生食 | 4/5 | 2/5 |
| 雪化粧かぼちゃ | 5/5 | 3/5 |
| 宿儺かぼちゃ | 4/5 | 2/5 |
| 打木赤皮甘栗 | 4/5 | 3/5 |
| ハロウィンパンプキン | 2/5 | 5/5 |
表は横にスワイプできます。星は満点5。食用は味・調理適性、飾りは形・色・映え基準でスコア化。
カボチャ品種についてよくある質問
よくある質問
海外ではベビーパム(Baby Pam)やコネチカット・フィールドといったランタン向け品種が定番です。日本では「ハロウィンかぼちゃ」「観賞用パンプキン」として流通するオレンジ色の大玉が一般的。果皮が薄く中が空洞で、くり抜きやすい形状を選ぶのがポイントです。
雪化粧と九重栗が群を抜いて粉質ホクホクです。特に雪化粧は1〜2ヶ月追熟させると「栗より甘い」と評されるほどに糖度が上がります。定番のえびすかぼちゃはホクホクとしっとりのバランス型で万能選手です。
環境適応力が高く多収のえびすかぼちゃ、省スペースで育てやすい坊ちゃんかぼちゃ、栽培期間が短いコリンキーが特におすすめです。坊ちゃんは支柱仕立てでプランター栽培もできます。
食べられないことはありませんが、甘みが少なく水っぽい品種がほとんどです。ポタージュやジャムに加工すれば利用可能ですが、味にこだわる方は食用品種のシュガーパイなど甘みのあるオレンジカボチャを選びましょう。
西洋カボチャや日本カボチャは収穫後1週間〜2ヶ月の追熟で糖度が大きく上がります。風通しの良い日陰で保管するのが基本。一方、そうめんかぼちゃやコリンキーは追熟による甘み増加が見込めないため、採れたてを早めに調理するのがおすすめです。
まとめ|用途に合わせて選ぶ、秋の楽しみ方
普段のお料理に使いやすい定番の栗カボチャから、サラダで生食できる変わり種、ハロウィンを盛り上げる観賞用カボチャまで、多種多様な12品種をご紹介しました。3系統(西洋・日本・ペポ)を軸に、味わい・形・用途の違いを知ることで「食べる楽しみ」と「飾る楽しみ」の両方が広がるはずです。今年の秋はぜひ、普段選ばない品種にも手を伸ばして、カボチャの奥深さを味わってみてください。
自分の手で野菜を育ててみませんか?
美園ファーマーズ倶楽部(MFC)では、ライフスタイルやご興味に合わせて選べる3つの農体験プランをご用意しています。初めての方からじっくり農に関わりたい方まで、ぴったりのかたちがきっと見つかります。
プランの詳細はこちら →関連記事
よく読まれている記事



鍬(くわ)の使い方|初心者向け平鍬の選び方と楽に使うコツ
鍬(くわ)の正しい使い方を、家庭菜園・農作業初心者向けに解説。平鍬と三本鍬の違い、力に頼らず楽に使うコツ、姿勢のポイントまで、美園ファーマーズ倶楽部(MFC)の現場知見でまとめました。



菜の花の特徴と食べ方|旬・苦味を減らすコツ・用途(菜種油/緑肥)も解説
菜の花の正体はアブラナ科野菜の花の総称。旬・味の違い・苦味を減らす食べ方・菜種油や緑肥としての用途・花粉症との関係まで、美園ファーマーズ倶楽部(MFC)が解説します。



ほったらかしで野菜は育つ?|不耕起栽培と『楽チン農法』のコツを解説
ほったらかしで野菜は本当に育つのか?日本原産野菜と外来種の違い、不耕起栽培の考え方、手間をかけずに収穫を得る『楽チン農法』のコツを、美園ファーマーズ倶楽部(MFC)が現場目線で解説します。



タケノコ(筍)栽培完全ガイド|掘り方から竹藪管理まで初心者向け解説
春の味覚タケノコの基礎知識から掘り方、竹藪管理、アク抜き・調理、家庭菜園への応用まで、美園ファーマーズ倶楽部(MFC)の農家が実体験をもとに初心者向けに完全解説します。















